DTMはどう?

DTMはどう?

作曲塾では、楽器が弾けなくても作曲ができる、という事の実現のために、DTMの活用を推奨しています。従って作曲の知識と共にDTMの技術を学びたいという人にとっては、一石二鳥の環境となるでしょう。
では、作曲というより主にDTMが習いたい、と考えている人にとって作曲塾はどうなのでしょう?  DTMを中心にして教えている教室にくらべて作曲塾は劣るのかといえば…? 多分、遜色ありません。

作業してる

だって、DTM教室の講師さんたちは塾長が書きおろしていた打ち込みテクニック講座や音作り講座などの読者だった可能性もある世代ですし、バンドものであれオーケストラものであれ、DTM絡みでの音楽制作はそもそも講師にとってのもうひとつの本職です。


MS-20のパッチ作業 Skypeレッスン02

音楽制作の現場に飛び込んだ頃にちょうど打ち込みが始まった塾長の世代は、本当に幸運な世代です。なぜならば、音楽制作の現場の中で打ち込み音楽の発展を体験してこれたからで、ちょっとずつ発展していくものはいつの間にか習得するものですし、そのお陰で勉強したわけでもないのにあらゆる技術をひと通り習得できてしまっています。 これから学ぶ若い世代は、ひととおり出来上がってしまった現状の全てのシステムを、後追いで学ぶしかないのですから、大変だと思います。

使い方チュートリアルだけが必要ならそのようなレッスンを提供する事も可能ですが、アレンジのアイデアに繋げる為に使いこなす事も必要なら、『どんな必要性からその新しい技術ができたのか、その新しい技術のもたらした新たな問題点は何か、それに対しどんな対処法が生まれたのか、またその欠点を逆手にとる事で可能になった表現法はどんなものか』そういう歴史的な流れをしっかり把握している講師から学ぶ意味は大いにあると思います。

いろいろ教えてはくれるけど、解説が全て『こうするとかっこいいでしょ』だけ、なんて講義は、少なくとも作曲塾ではあり得ません。